日本「半導体」敗戦 (光文社ペーパーバックス)
posted with amazlet at 10.02.11
湯之上 隆
光文社
売り上げランキング: 1455
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本屋で見かけたらどうにも気になってしまい購入して読みました。最初にこの本の存在を知ったのは日本半導体・敗戦から復興へ JBpress(日本ビジネスプレス)だったかな? この本の主張は前半部に固まっており、Webで読むことができるし、Amazonの書評を見ても大体わかるようになってます。
本書だと図やグラフ、実際のデータも使って説明されていますがざっくりまとめると
- 日本の半導体企業は過剰品質でものづくりしてしまう傾向があり、各工程で個別最適化されてしまっている。
- 全体最適でないため利益率が低く、不況の度に赤字体質が表面化してしまう。
- 自社の「技術力は高い」と判断する評価軸が間違っている。安くモノを作るのも技術のうち
サラッと読めるので、興味があれば立ち読みしてみることをおすすめします。半導体に限らず他の業種でも同じような現象は少なからず起きているのではないかと。
あとはこの本がお勧めできない理由です。
- 後半に行くほど無駄が多い。筆者の世界1周珍道中なんてバッサリ削るべき。
- 筆者が「半導体産業を知らない学者が半導体業界を評論している」と批判しているのに、最後は「自動車」とか「テレビ」とか他産業の現状を叩いている。
- 光文社バックスの4重表記が読みにくい。「(例)これまでに類を見ない大規模なリストラmassive lay-offsを敢行した。」とか英単語が突然文中に入る形式を読みやすいという人が居るのかな?
