未踏ソフトウェア創造事業の支援で開発されているIME。IMEの変換精度は辞書によると思われるので、IMEの辞書を皆で共有して作っていこうというプロジェクト ともとれます。
まだ辞書に登録されてない単語をいかにして拾い上げて行くかはMicrosoftもJustSystemも悩んでいるかと思いますが、Social IMEも結局同じところで詰まってしまうんじゃないかなぁと感じました。開発者さんのブログにも 単語登録のお願い – nokunoの日記なんてエントリがありましたし。
面白い試みだけど爆発的にヒットして一般的に使ってもらえるようになるには何かが足りない気がします。
どうも、nokuoです。
>爆発的にヒットして一般的に使ってもらえるようになるには何かが足りない気がします。
それについてはいつも考えています。
「何か」って何でしょうか?
私はその「何か」はプログラマが用意するのではなく、ユーザが使っているうちに生まれてくるものだ、と思っています。Webの世界では当たり前の概念ですが、IMEの分野では斬新だったようで、かなり反響がありました。
あとはインストールの敷居をどう越えてもらうか、そのインセンティブの問題ですね。ユーザが増えればATOKを超えられるのは分かっているのですが、今のような初期状態でも価値を提供できるよう、対策を考えています。
一人ブレスト・・・
○性能が足りない
ATOKの方が高性能でしょ とか MSのIMEで十分困ってない という人をどうやって翻意させるか。
口コミによるマーケティング? 変換精度を比較できるいい尺度はないか?
検索エンジンがかつてインデックス数で性能を誇っていたように登録単語数で比較するとか?
商業ベースでないならば研究用に公開されている文書を解析して単語数を増やせたりする?
http://googlejapan.blogspot.com/2007/11/n-gram.htmlとか?
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/05/28/15852.htmlとか?
はてなキーワードとかWikipediaの単語は自動で登録するとか。
○安心が足りない
仕事でもPCを使っているからプロジェクトの文書が勝手に登録されてしまっては困るとか。
切り替えられるとは言ってもうっかり忘れてしまったらどうするんだ!!!
社外秘の情報が外に流れない保障は?
○それ以外の何か・・・
そういえばhirax.netの平林さんが昔ATOKでプログラミングしていたような。あんなのができると楽しいよね。
http://www.hirax.net/dekirukana8/atokperl/
続き
○マーケティングが足りない
普段のIMEが使えない環境でSocialIMEを使えるようにしてみる。
http://ajaxime.chasen.org/ とか
(例)海外旅行でSocialIME使う→以外といいじゃん→今度使ってみるか
ぱっと思いつく限りだとこんな感じです。
流行らせるのが目的ならMS IMEやATOKを置き換えるんじゃなくて、SocialIMEでしかできないことを増やしていくのがいいんじゃないかと思います。
たとえばIMEプログラミング とか。
流行った上で辞書情報が充実して “辞書情報を共有するアプローチは正しかった”と結論づけるのが理想ではないかと。”辞書情報が充実”→流行る という流れは難しいと思いますね。
どうも、nokunoです。
いろいろとご意見ありがとうございます!
私もだいたい同じようなことを考えていました。Googleコーパスを使った超高性能な予測入力とか、はてなキーワードのインポートはやるつもりです。
マーケティングには、いくつかターゲットを絞ったバージョンを作る予定です。ニコニコIMEとか(笑)。
余談ですが、平林さんとはmixiにプレゼンに行ったときにお会いして、mixi内の日記をコーパスとして使うという話をしたりしました。
って、平林さん違いでした。今のは忘れてください。