今日は新入社員が部署に配属されてきました.自分が入社してもう1年が経ったことになります.新入社員と いろいろと話していて”大学の研究” と”企業の製品開発”の違いが1年働いてきて分かってきたのかなと感じました.
大学の研究も企業の製品開発もやってることは似ていますが,企業の研究開発では”製品レベルの完成度”が求められます.学生時代の自分は「大学の研 究をさらに発展させていけば”製品レベルの完成度”にいつか達する」と考えていましたがこれは違うと今では考えます.製品レベルの完成度を達成するには, 最終的な製品のスペック(処理性能,処理時間,品質)がまずあって,ある機能を実現する手法を製品スペックを満足するように設計する必要があり,ワースト ケースの処理結果でも顧客が求める最低レベルの品質を満足し,そしてなによりも顧客に使ってもらえるものでなければいけません.前提条件が違えば実現する 手法はおのずと異なってくるはずです.最初にどこまで考えているかが最終的なアウトプットの品質の違いにつながるのではないでしょうか.
とりあえず作ってみて,世の中に出してから良くしていこうという方式もあるかと思いますが, とりあえずの製品でもその会社のブランドを背負うことになります.ベンチャー企業では問題にならないかも知れませんが,会社が大きくなり築き上げてきた信 頼があると製品に求められる品質は高くなります.
企業で働いている人にとっては今更な当たり前の話ですが,1年前の自分はこういう話があまりよく分かってなかったんだなと今日改めて思いました.